コリン - IQサプリメントの有効成分
コリン : IQサプリメントに含まれる脳(脳内)の働きを活性化する有効成分の代表的成分の一つ。
コリンとは、体内でアミノ酸から合成される水溶性のビタミン様物質です。
コリンは、脂肪肝を防ぐ働きがあることから発見された水溶性ビタミンの一種で、体内で細胞膜を構成するレシチンや、記憶や学習に強く関係している神経伝達物質のアセチルコリンの材料になります。
コリンは、通常のビタミンに比べ、必要量が多いですが、体内でグリシン、セリン、メチオニンなどのアミノ酸から合成されるため、これらを摂取すれば、コリンとして摂取する必要はないと考えられます。
コリンが不足すると、肝脂肪(脂肪による肝臓の変質)、肝硬変、動脈硬化、アルツハイマー病などの症状に耐えうる体力が弱まると考えられます。
コリンの主な効果・効能・働きとしては、主に以下が挙げられます。
■脳の活性化
神経細胞内のコリンの濃度が上昇すると「アセチルコリン」の合成も促進され、脳神経細胞における『記憶』や『情報の伝達』がよくなる効果があります。また、血中のコリン濃度を長時間、高濃度に保つと自律神経の働きが活発になり、自律神経失調症や神経衰弱、更年期障害の予防にも効果があります。
■高脂血症・動脈硬化の予防
コリンには、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質量を適正に保つ働きがあり、いわゆるダイエット関連にも有効とされております。
血液の中には、コレステロールなどの脂質がありますが、脂質は水に溶けないため、たんぱく質と結合して血液中に存在しています。これらの脂質が円滑に代謝されずに体内にとどまると、高脂血症や動脈硬化を引き起こす原因になります。
■脂肪肝の予防
コリンにより、脂肪やコレステロールが体内で、どんどん使われるようにし、肝臓に脂肪が貯まり過ぎないようします。
■記憶力を高める
脳内で記憶形成を助ける働きをし、アルツハイマー型の痴呆症の予防効果もあるとされています。
■興奮・イライラの鎮静
興奮やイライラを鎮め、気持ちを穏やかにしてくれる鎮静作用があります。
コリンを多く含む食品としては、卵黄、心臓、豚レバー、牛レバー、小麦(又は米)胚芽、大豆、エンドウ豆、ナッツ類、緑色葉野菜、酵母、レシチンなどがあります。
コリンは、体内でも合成されますが、これらの食事を積極的に食べて摂取すると良いでしょう。
通常の食事から摂るのが理想的ですが、水溶性ビタミンの一種で過剰症の心配がありませんので、サプリメントで摂取しても安心です。
サプリメントでとる場合は、ビタミンB群と一緒になったマルチタイプのものが吸収が良いようです。
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