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リコピン


リコピンとは、カロチノイドの一種でトマトに多く含まれます。リコペンとも呼ばれるようです。

リコピン(リコペン)は赤色の色素成分で、カロチノイド系ファイトケミカル(植物由来の抗酸化栄養素のこと)の一種です。
リコピン(リコペン)は、トマトやピンクグレープフルーツなどに特に多く含まれています。

リコピン(リコペン)を摂取することで期待される効果・効能としては主に以下が挙げられます。
・肺がんの予防
・前立腺がんの予防及び治療
・運動誘発性喘息の予防及び治療
・虚血性心疾患の予防

リコピン(リコペン)は、その抗酸化作用により、ガンなどの生活習慣病の予防に効果があると考えられています。
リコピン(リコペン)は、前立腺がんの細胞増殖抑制や、肺がん、乳がん、さらには悪玉コレステロール酸化抑制などに作用するという基礎研究もなされています。

リコピン(リコペン)の摂取方法としては、短期間では効果が期待できず、がんなどの生活習慣病の予防・改善を目的とするならば、長期的に継続して摂る必要があります。

各種リコピン(リコペン)のサプリメントがありますが、一日あたりの摂取量の目安としては、一般的に肺がん予防では6〜12mg程度、前立腺がん予防では6mg程度とされているようです。

サプリメント以外の一般的な食生活からのリコピン(リコペン)の摂取としては、トマトやトマト製品から効率的に摂取することができます。例えば、トマトジュース240ml中にリコピン(リコペン)は23mg程度含まれています。
ただ、生食材と加熱調理したものでは吸収効率に違いがあり、加熱調理したほうが効果的です。

リコピン(リコペン)は、通常の食材に含まれる成分であり、極端に多量な摂取でない限りは特に問題となるような健康被害や副作用はないようです。